RSS
Admin
Archives

素+象sozou建築設計事務所

プロフィール

sozouarc

Author:sozouarc
京都で設計事務所をしています。店舗内装から住宅の設計などなど。住まいや、建物のことで困ったことがありましたら、お気軽にご相談くださいませ。京都に限らず、呼ばれたらどこへでも行きます!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
--.--
--


--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2015.12
15
Category : 建築
実はまだ続いていたフランス旅行記です。

今回は、スイス館、ブラジル館を見に行きます。

これらの建築は、パリの南にある パリ国際学生都市 と言われる一団の建物群の中にあります。

この都市は、留学生が暮らす寮が国別にある地域です。

まずはブラジルから。

外観はこんな感じです。
IMG_0887.jpg

近くによると外壁に塗られた色が分かりますね。ブラジルっぽい色です。
IMG_0891.jpg

ホールです。原色の色遣いが目に飛び込んできます。
天井が思ったより低いです。
IMG_0901.jpg

部屋の入り口前のちょっとしたスペース。
トップライトが効果的です。
IMG_0911.jpg

もちろん普通に学生が住んでいるので、郵便受けがずらりと並んでいます。
IMG_0915.jpg


続いてスイス館
外観です。
IMG_0936_2015071717383577c.jpg

IMG_0965.jpg


入ってすぐの玄関ホール。
IMG_0942_20150717173844dc3.jpg

居室の一室?が公開されていました。
IMG_0950_20150717173848987.jpg

ラウンジでしょうか。コルビュジェのソファが何脚も!うらやましい!
IMG_0962.jpg


パリから帰ってきてはや半年以上が経ちますが、今見ても訪れた時の興奮がよみがえってきます。
写真で見ても分からない、その場に立った時に感じる空間の雰囲気は実際行ってみないと分からないものです。
スポンサーサイト
2015.08
12
Category : 建築
Theme : 建築
Genre : ライフ
大分間が空きましたが、フランス旅行の続きです。

前回は建築界の巨匠、ル・コルビュジェのパリ市内の住宅
ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸でした。

今回ご紹介するのはそことはガラリと変わった、現代的建築が立ち並ぶ再開発地区です。

まずは、街中を歩き、地下鉄で移動。
これは街中にあるバス停です。
最近京都市内にガラス張りのバス停ができましたが、そこと同じ会社のバス停でした。
IMG_0812.jpg


そして到着したのがここ。
こちらは新凱旋門(La Grande Arche)です。
メトロのラ・デファンス(La Defence)駅にあります。
IMG_0816.jpg

この周辺は再開発地区に位置付けられています。
そしてこの建物は、この地区の象徴でもあり、
コンコルド広場から凱旋門を通る軸線の延長線上に計画され、新しい都市計画上の建築となっています。
計画はミッテラン大統領の時代に始まり、完成は1989年です。

白を基調にしたシンプルな形状をしていますが、
とにかく巨大です!
そしてこの周辺は、
IMG_0819.jpg
こんな感じです。
現代的な建築が建つ再開発地区だというのが分かるかと思います。
先ほどまでいたパリの中心地区とは全く違います。
この道路のはるか向こうに凱旋門があります。
うっすら見えてますね。

IMG_0824.jpg
新凱旋門の裏はこんな感じでまだまだ開発途中です。


そして、地下鉄で移動しやってきたのがこちら。

凱旋門です。
IMG_0828.jpg
車が邪魔で見えませんが、この向こうに先ほどの新凱旋門が見えます。


凱旋門からコンコルド広場までは、有名なメインストリート 

シャンゼリゼ通り(L'Avenue des Champs-Élysées)が続きます。

こちらが、凱旋門を背にして見たシャンゼリゼ通りです。
IMG_0830.jpg

一応証拠として。
これでシャンゼリゼと読みます。
フランス語は難しいですね。
IMG_0835.jpg

伝統的なパリの景色です。
まだ、冬なので樹木に葉がついていませんが、葉がついた緑あふれる通りもきれいなんでしょうねえ。
IMG_0836.jpg

建物近景です。
装飾が綺麗ですね。
前回にも紹介したル・コルビュジェは、このような装飾的な建築物が主流の時代にあのようなシンプルな建物を発表したわけですから、その斬新さが実感できます。
IMG_0840.jpg

電線がありませんから、空もきれいに見えます。
建物との対比が美しい。
IMG_0842-1.jpg

NIKEもお洒落に見えます。
IMG_0845.jpg

こちらは、自動車会社シトロエンの会社ビルです。
IMG_0847.jpg


パリの街は開発されるところと保存されるところを明確に分けた都市計画が存在しています。
しかもパリは首都、日本でいえば東京です。
もちろんパリにも景観を守る法律が存在しますが、
それだけではここまで美しく統制が取れた街並みを保存できないのではと思います。
機会があればその理由を知りたいものです。
2015.07
01
Category : 建築
さて、メタリックな現代建築に別れを告げ、次の建築へと行脚は続きます。

お次は、午前中に訪れた建築界の巨匠ル・コルビュジェが設計した住宅です。

こちらはパリ市内にあります。

お名前は ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸(Maison La Roshe-Jeanneret) です。
名前からもわかるように、二つの家族のための住宅です。
1人はアルベール・ジャンヌレ。ル・コルビュジェの実のお兄さんです。
そして、もう一人はラウル・ラ・ロッシュ。銀行家で美術収集家です。

現在は、ジャンヌレ邸の方は、ル・コルビュジェ財団のオフィスとして使われているので、一般に公開されているのはラ・ロッシュ邸のみとなっています。

それでは、建物を見てみましょう。

建物入口です。
サヴォア邸でもそうでしたが、大きな窓と装飾のないシンプルな外観デザインが際立ちます。

IMG_0804.jpg


さて、ここで難関が。
これが、入口です。

そう、この大きな窓の下にある黒いドアが入口...。

ドアに四角い紙が貼ってあります。

そこには

「訪問者は、右の呼び鈴を押して」

と書かれています。もちろんフランス語で。

ああ、これを押すとフランス人が出てきて、自分が何をしに来たかフランス語で説明して、入れてくれと頼まないとあかんのや。

と言うプレッシャーを感じましたが、いやいや、パリまで来て引き下がれるかいなと、意を決して押しました。

案の定、フランス人が出てきて、フランス語で説明。

何とか通じましたが、相手が言った、見学料の

「1ユーロ」

が聞き取れず苦しみました。
いざ目の前で言われるとなかなか聞き取れません。

それでも、料金を払い注意事項を聞きます。

保存のため、靴の上からビニールのカバーをすること。
壁には触らない。
ただ、フラッシュをたかなければ写真はOK。
これは、他の建物でもそうでした。


こちらは、廊下の途中にある壁面です。
綺麗な色に塗られています。
IMG_0748.jpg


こちらはダイニングルーム。
黒い床と淡いピンクの壁が特徴的です。
IMG_0752.jpg


ドアノブです。
サヴォア邸と同じ形ですが、こちらはゴールドの仕上げです。
IMG_0757.jpg


窓から見たパリの風景です。
この住宅は三階建てなので周りの視線は割とさえぎられています。
それと、建っているのがパリの中心部からは離れている場所なので、
周りの建物も装飾的な建物だけではなくシンプルな外観の建物もあります。
中心部から離れると、景観も厳しくなくなるのでしょうか。
IMG_0765.jpg


こちらはギャラりー。さすが美術収集家の家です。
両脇にあるハイサイドの窓から柔らかな陽の光が降り注ぎます。
IMG_0769.jpg


振り返った光景です。
2層吹き抜けになっており、空間に広がりがあります。
サヴォア邸では、屋上庭園をたっぷりと取って広がりを出していたためか、
室内には吹き抜けはあまりありませんでした。
対象的に、この住宅では吹き抜けが多用され縦の空間的つながりを上手く使って、
連続した広がりのある空間を生み出しています。
IMG_0770.jpg


そして、スロープです。
五原則がここにも生きています。
コルビュジェは、「歩く」ことで視界が連続的に変化して行く事を重視し、
建物を訪れた人に、建物の形状の見え方の変化や光の当たり方の変化を動画として捉えてほしいと考えていました。
それは、上下の移動も同様であり、階段を使う行為では前を見ずに段に視点が移るため、良くないと考えていたようです。
それで、前を見ても登れるスロープを採用しています。
ですので、このスロープは現在あるような車いすのためでは無いので、勾配は少しきつくなっています。
IMG_0772.jpg


スロープを振り返ります。
横長の連続窓。
こちらも五原則の一つですね。
IMG_0778.jpg


電気のスイッチ。
IMG_0779.jpg


吹き抜けです。
右の窓が、最初の玄関ドアの上の窓になります。
IMG_0791.jpg


外へ出ました。
建物裏側ですが、こちらもシンプルなデザインになってます。
空が綺麗ですね。
IMG_0805.jpg


お別れです。
正面の一階がピロティ状になっています。
ここにも五原則が生きています。
そして、外観デザインはシンプルで無駄がありません。
IMG_0809.jpg


伝統的なパリの街並みの中を移動し、そしてコルビュジェの建物を見る。
その対比が強烈にあらわれ、そのおかげでコルビュジェの考えが直接的に心に飛び込んできます。
今見ても、シンプルで美しい建築。
このような仕事がしたいと思いながら、名残惜しかったですが、この場を後にしたのでした。
2015.06
17
Category : 建築
Theme : 建築
Genre : ライフ
サヴォア邸に別れを告げ、また、パリへ戻ります。

途中ポワシーの商店街のようなところで昼食を取りました。

落ち着いた
感じの街並みです。

IMG_0698.jpg



また、電車に乗ってパリ市内へ、
metroに乗ります。
この駅は、天井がいろんな色でライトアップされとても綺麗でした。

IMG_0699.jpg


さて、次に向かうのは、フランスを代表する現代建築家

ジャン・ヌーベル(Jean Nouvel)が設計した
アラブ世界研究所(Institut du monde arabe)
です。
ジャン・ヌーベルは日本ではあまり有名な建築を設計していませんが、
汐留の電通本社ビル、があります。
それでも、世界的には有名な建築家の1人です。

IMG_0703.jpg



こちらは1987年に開館しました。

この建物の特徴は何といっても、外壁のアラブの窓飾りをイメージしたデザインと
そのもととなっている日光調整用の窓です。

IMG_0706.jpg

この窓はカメラのレンズの絞りのようになっていて、
自動調整でそれぞれの空き具合をコントロールしています。


それがずらーっとならんで、建物の外観を構成しています。
IMG_0707.jpg


室内から見るとこんな感じ

IMG_0709.jpg

裏から見ると、仕組みが分かります。
ひとつの枠の中でも開いたり閉じたりしているのが分かります。

なかなか、メカ心をくすぐるデザインです。



建物内もメタリックなデザインで統一されています。

エントランスホールの吹き抜け
IMG_0711.jpg


階段もメタリックですね。
IMG_0710.jpg


廊下は暗いところもあり、明暗がはっきりしています。
IMG_0713.jpg


屋上は展望テラスとレストランがあり、セーヌ川越しに見るパリの街は最高の眺めです。

IMG_0719.jpg


テラスにある望遠鏡です。
これまたおしゃれ!

IMG_0718.jpg


この建物は、アラブ世界の文化などを紹介する博物館の役割も持っていて、
展示室が、複数階にわたってもうけられ、
装飾や、服飾などの紹介がされています。
そちらの展示もボリュームがあり、見応えのあるものでした。


何といっても、この目で外壁の日光調整用の絞りを見られたこと!
これだけで、満足です。
2015.05
19
Category : 建築
Theme : 建築
Genre : ライフ
フランス滞在、二日目。

この日は建築界の巨匠の原点、ともいえる建築に会いに行きます。

巨匠の名は ル・コルビュジェ(Le Corbusier)。

近代建築の祖の1人と言われています。

しかし、私を含む現代の人たちが、彼が設計した建物を見ても

普通やん。

って思うかもしれません。

しかし、彼が活躍し始めた1920年代の建物と言えば、パリの街並みに見られるように

「建物の表面などに装飾を施すことが良い」

とされた時代。

その時代に、装飾を一切取り払った建物を

「これがこれからの建物だ!」

と言って、機能性を追及した設計を打ち出した建築家です。

彼は近代建築五原則というものを発表します。

自由な平面
自由な立面
水平連続窓
ピロティ
スロープ

この5つの要素は、今となっては、さほど珍しくもない事ですが、

当時、建物を壁で支えていたヨーロッパでは、柱で支えるというのは大変斬新でした。

では、その建物を見に行きます!


まずは、電車に乗りパリをはなれポワシー(Poissy)へ。
IMG_0611.jpg


ポアシーに到着。
こちらの街並みも時代を感じさせる景観です。
IMG_0621.jpg


到着しました。
この看板が目印。
IMG_0623.jpg


建物まで長いアプローチがあります。
IMG_0624.jpg


外回りは後ほど紹介するとしまして、
居間です。
明るい空間に出来上がっています。
IMG_0636.jpg


こちらは台所。
シンプルで機能性が重視されています。
IMG_0644.jpg


ドアノブもシンプルなデザインです。
このデザインは、この建物共通のようです。
IMG_0640.jpg


廊下。
部屋を広くとる分、廊下は最小限の幅になっています。
片面だけブルーに塗られているのがきれいですね。
IMG_0646.jpg


これは浴室です。
こちらは寝室に面して計画され、
ベッドのようなところは、ここで横になってくつろいだとか。
IMG_0660.jpg


書斎です。
色使いがきれいです。
IMG_0666.jpg


こちらは2階にあるテラスです。
向こうに見える居間との間の大きなガラス面が特徴的です。
このガラスは、横にスライドさせて開閉させます。
IMG_0668.jpg


五原則の一つであるスロープです。
IMG_0670.jpg


テラス。
こうやって見ると、
横長の窓、自由な立面、壁からの解放
という特徴がよくわかります。
IMG_0671.jpg


スロープです。
IMG_0673.jpg


1階ホール。
突き当りの黒い扉が出入口です。
IMG_0690.jpg


外部のピロティです。
正面の黒いドアが出入口です。
IMG_0692.jpg


外観です。
1階はピロティ状です。
2階は横長の窓で、自由なデザインとなっています。
そして、外観に装飾はありません。
IMG_0693.jpg


さあ、巨匠の世界とお別れです。
IMG_0696.jpg


今振り返ってみても、
この目で実物を見た時の感動がよみがえってきます。

それだけ、偉大な建築であり、この住宅の歴史的な意味を知ると
彼の思想の高さをうかがい知ることができます。

もちろん、今回訪れる前からさまざまな建築関連の書籍で、
その姿かたちから成り立ちまで知っていたわけですが、
実際に見るとその存在感に大変刺激を受けました。

やはり、実際に訪れてその空間に身を置き、その世界を体感することは
何物にもかえがたいものです。

期待していた以上に楽しめた時間でした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。